本日の治療症例紹介 CASE-No.193|ILC国際腰痛クリニック(東京)コラム
カテゴリー:
患者様
60代 男性
これまでの患者様の経過について
2021年頃から右臀部痛が徐々に出現。近医の整形外科を受診し、脊柱管狭窄症と診断を受け投薬にて様子をみることに。
症状は改善しないままで、手術はしない方が良いと判断されていた。
当院の事を知り受診の流れとなる。
治療前の症状について
・治療前の痛みレベル
腰 | 下肢 | しびれ | おしり | |
---|---|---|---|---|
痛みの度合い | 0 | 3 | 3 | 5 |
まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。
主な痛みの部分-腰、両下肢
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前屈:変化なし
後屈:変化なし
ラセーグ:陰性
圧痛:L4/5右
間欠性跛行:陽性(400~500mで下肢にしびれ)
・日常動作
歩行時に下肢のしびれ・臀部痛が起きる事がある。
画像及び所見について
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- L4/5-脊柱管狭窄症
- L1/2,2/3,3/4,4/5,5/s-椎間板変性
以上の事が画像上認められます。
・L4/5-重度の脊柱管狭窄を認め、主症状の原因の可能性が高い
治療について
患者様と相談の元、L4/5の棘突起間にフローレンス法を施行
フローレンス留置後の写真です。
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治療は65分(麻酔:20分 + 治療:45分)程度で終了
回復室で休憩後、座位・立位・歩行にて問題なしのため、歩いて帰宅されました。
当院の治療法について
今回ご案内したフローレンス法の補足情報です。
フローレンス法の費用:1,540,000円/1箇所(税込み)~2,090,000円/2箇所(税込み)
※この患者様のケースの費用:フローレンス法1箇所=1,540,000円(税込み)
フローレンス法のリスク・副作用:自験例でも論文でも報告はありませんが、スペーサー挿入により神経や硬膜など周辺組織の損傷の可能性があります。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。脱臼や棘突起骨折の可能性があります。その他、一時的な排尿障害、アレルギー反応などが発生する可能性があります。
この記事の執筆者:理事長